Video Article

21年前の私の就活自己PRが酷い件 (Vol.162)

エントリーシートや自己PRの文章に自信が持てず、「無難にまとめるべきか、それとも個性を出すべきか」悩む就活生は少なくない。Utsuさんは自身が21年前に就職活動をしていた頃に実際に使っていた自己PRを赤裸々に振り返りながら、そこから見える「目に留まる文章」のヒントを語る。

扁桃腺の手術を語った自己PR

Utsuさんは学生時代、大手企業からベンチャー企業まで10社ほどにエントリーする際、すべて同じ自己PRの文章で通していたという。その内容は「仕事のためには身を切る覚悟で臨める。実際に扁桃腺が原因でよく熱を出しており、これでは仕事にならないと思い、仕事のために扁桃腺を切る手術をした」というもの。Utsuさん自身、この文章を振り返って「むちゃくちゃ寒い」「こいつ大丈夫かと思われるだろう」と率直に語り、内容としては恥ずかしいものだったと認めている。

書類選考の結果と本人の実態

寒い自己PRだったにもかかわらず、書類選考で落ちたのは応募した中で1社のみだったとUtsuさんは明かす。そして、この自己PRの内容は誇張や作り話ではなく、実際にUtsuさん自身がそういう人間だったのだと語る。サラリーマン時代の20年間、仕事だけを考えて生き、お金もすべて仕事に投入してきた、いまでも徹夜が続くほど仕事一筋の人間である、という点を挙げ、大学時代のこの自己PRは大げさな表現ではなく本人の性質をそのまま表したものだったと説明している。

無名大学出身だからこその工夫

Utsuさんは、以前の動画で「今なら『カーリング』と書けば目に留まるのではないか」という趣旨の話をしたことに触れつつ、エントリーシートや履歴書が大量に届く選考では、ランク別に仕分けられ、下位とみなされたものはさっと流し読みされてしまう実情を指摘する。Utsuさん自身、先輩もいない一期生として入学した無名大学の出身であり、大学名だけでは選考担当者の目に留めてもらえない立場だったと語る。そのため「手術」「扁桃腺」といった聞き慣れない単語が、結果として読み手の目を引くきっかけになったのではないかと分析している。

目立つことと中身の両立

ただしUtsuさんは、単に目立てば良いというわけではないと釘を刺す。目に留まるだけでは不十分であり、志望動機など周囲の文章がある程度しっかりしていることが前提になると強調する。その上で、エントリーシートに「必ず目に留まる何か」がなければ、そもそも読み飛ばされてしまうという点は、今の時代の就活にも通じる学びではないかとUtsuさんは締めくくっている。

要点

  • Utsuさんは21年前の就活で、扁桃腺の手術を絡めた自己PRを10社ほどに使い回していたが、落ちたのは1社のみだったと明かす
  • その内容は誇張ではなく、仕事に身を切る覚悟がある、という趣旨で本人の実際の性質を反映したものだったと語る
  • 大量のエントリーシートが仕分けられる選考では、周囲の文章がしっかりしていることを前提に、読み手の目に留まる要素があることが重要だとUtsuさんは指摘する

無難にまとめがちな自己PRだからこそ、内容の裏付けを伴った「目に留まる一言」があるかどうかを見直すきっかけにしたい一本である。