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【就活】それ他社でもできるよね?【面接】
「志望動機、それって他社でも実現できるよね?」——面接の二次試験以降で必ずと言っていいほど聞かれるこの質問に、うまく答えられず苦戦している就活生は多い。表面的な会社の特徴を並べるだけの志望動機が、なぜ面接官に響かないのか。Utsuさんが精神論とテクニック論の両面から、この定番質問の乗り切り方を解説する。
一次面接と二次面接以降では求められるレベルが違う
エントリーシートに書いた志望動機には、多くの場合「特に御社は〇〇で」という形で、その会社ならではの理由が一応盛り込まれている。一次面接であれば、その内容をそのまま話せば十分だとUtsuさんは言う。しかし二次面接以降になると、書かれている以上のことを求められる。ここでどう答えられるかによって、面接の上手い下手が分かれてくると指摘する。
精神論:まず本当にその会社を好きになること
前提として、その会社を受けに行っている以上、本来は好きな気持ちがあるはずだとUtsuさんは語る。その気持ちを維持したまま面接に臨んでほしいという。かつて「志望度の高くない企業に対して志望度を高く見せるテクニックを教えてほしい」というコメントが寄せられたことがあったが、そうした小手先の姿勢の人ほど落ちているとUtsuさんは指摘する。テクニックの前に、まず好きになること。これが精神論の核心である。
テクニック論:他社との違いより「自分だから」を伝える
社会人の営業の現場でも、実際には他社との差別化は簡単にはできていないとUtsuさんは明かす。長年、数億円規模のIT商材の営業に携わってきた経験の中で、「他社との違い」をいくら説明しても、それが決め手になったことは一度もなかったという。では何が決め手になるのか。それは「あなただから」という、担当者自身のパーソナリティである。相手の心を動かすのは、会社の機能比較ではなく人だとUtsuさんは語る。つまりテクニック論のポイントは、自分自身を出すことにある。
自分の価値観に引き込むエピソードを語る
赤・青・緑という色違いの銀行があったとして、機能面で大きな違いはない、というのは会社側も分かっているとUtsuさんは例える。大切なのは、その色を選んだ理由が自分の体験・自分の歴史に紐づいていることだ。たとえば大口融資先の会社を訪問して銀行の役割の重要性を感じ、その後OB訪問を重ねて思いを深めていった、という自分の経験に基づくストーリーであれば、どの色の銀行であっても説得力を持つ。「法人向けに強いから」「個人向けに強いから」といった表層的な理由では相手は納得しない。自分が好きになっていったプロセスを、嘘なく、自己PRや人生の目的とも結びつけて語ることで、最終的に自分自身の価値観へと話が着地していく。相手の価値観に合わせるのではなく、自分の価値観に引き込むことができれば、面接官も「あなたにとってはそれが重要なことなんだね」と納得してくれるとUtsuさんは語る。
要点
- 「なぜうちの会社じゃなきゃダメなのか」は二次面接以降の定番質問であり、表層的な会社の特徴の説明では通用しない
- 精神論として、まずその会社を本当に好きになった状態で面接に臨むことが前提になる
- テクニック論として、他社比較ではなく自分の体験・歴史に基づくエピソードで自分の価値観に相手を引き込むことが重要
うまく切り抜けることをゴールにせず、緊張せず自然体で自分の言葉を伝えることこそが、この定番質問への一番の答えとなる。