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【就活】IT業界の適正職種とエントリーシートの書き方 志望動機/ガクチカ/自己PR (Vol.163)
IT業界を志望しているものの、学生時代にITに触れてこなかったため志望動機の書き方が分からない、そもそもどんな職種があるのか分からないという就活生に向けた内容。20年間IT業界に携わってきたUtsuさんが、職種ごとの適性とエントリーシートの書き方のポイントを解説する。
職種マップの見方——2つの軸で自分の適性を知る
Utsuさんは、IT業界の職種を考える際に2つの軸で整理するとよいと語る。縦軸は「顧客志向かものづくり志向か」で、コミュニケーション力の高低や性格の明暗と言い換えてもよいという。ものづくり志向はコツコツ取り組むタイプ、顧客志向はおおらかなタイプに分けられる。横軸は「IT寄りか実業寄りか」で、IT技術そのものが好きか、IT技術を使ってもたらされる何かが好きか、という好き嫌いの軸だとUtsuさんは説明する。まずはこの縦軸・横軸で自分がどこに当てはまるかを考えることが、職種選びと志望動機作成の出発点になるとしている。
営業・プログラマー・セールスエンジニア——それぞれの適性とアピール法
顧客志向×実業派にあたる営業については、ITを使ってこんなことがしてみたいという純粋な思いに加え、部活動やサークル、ボランティアなど大人数で取り組んだ経験を組み合わせれば志望動機・学チカとして十分だとUtsuさんは述べる。 対極のものづくり志向×IT派にあたるプログラマーは、大手企業では直接採用が少なく下請け構造や海外化の影響で今後最も競争が激しくなる職種だとUtsuさんは指摘する。プログラミング経験やコツコツ取り組める性質が重要で、携わった言語・技術・成果物のレベルをシンプルに伝えることが効果的だという。 顧客志向×IT派にあたるセールスエンジニアは、営業に同行して技術面を説明する仕事で、ITに触れた経験を必ずアピールに入れ、「技術の方が好きだ」という伝え方で営業との差別化を図るとよいとUtsuさんは語る。
管理部門とSE——花形職種SEは人物評価がすべて
ITにも顧客対応にもあまり得意意識がない人には、管理部門やデータサイエンティストという選択肢もあるとUtsuさんは紹介する。プロジェクト管理をはじめ経理以外の管理部門も多く抱えており、「会社の成長を下支えする仕事に興味がある」といった志望動機も一案だという。 大企業採用の最大勢力はSE(システムエンジニア)であり、入社後にプログラミング研修とプログラマー経験を経て、適性のある人がSEとして残っていく流れが多いとUtsuさんは説明する。SEはコミュニケーション力・冷静さ・プレッシャー耐性・技術知識・営業力などあらゆる素養が求められる花形職種であるため、採用は人物評価が中心になるという。
SEの自己PRは「飄々とした性格」がカギ
Utsuさんが考える優秀なSEのモデルは、飄々とした性格である程度頭が良い人だという。そうした人物がお客さんから信頼を得やすく、面接官も実績以上に「どんな性格か」を重視して見ているとUtsuさんは語る。学チカや志望動機よりも自己PRと連動させる方が効果的だとし、「先輩から冷静でSE向きだと言われた」といったエピソードを添えるのも一つの方法だという。SEは入社直後に活躍する人はほとんどおらず、お客さんや社内プロジェクトを通じて成長し、30歳頃に評価されるような仕事だとUtsuさんは述べる。冷静沈着さ、飄々とした印象、何でもこなせる懐の広さの3点を押し出すと好印象だとまとめている。
要点
- IT業界の職種は「顧客志向orものづくり志向」「IT寄りor実業寄り」の2軸で整理でき、自分の性格・好みに合わせて営業・プログラマー・セールスエンジニア・管理部門・SEのどれが向いているか考えられる
- プログラマーは大手での直接採用が少なく下請け構造や海外化により競争が激しい職種になりやすい一方、SEは大企業採用の最大勢力であらゆる素養が求められる花形職種である
- SEは学チカ・志望動機よりも自己PRとの連動が効果的で、冷静沈着・飄々とした性格・何でもこなせる懐の広さをアピールすると好印象につながる
自分がどの職種タイプに近いかを軸で整理した上で、それぞれに合った志望動機・自己PRの型を押さえておくことが、IT業界の選考を有利に進める近道になりそうだ。