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「最終面接」が「Web面接」になって「変わった事」とその対策

最終面接がWeb面接化したことで、対策の勘所も変わりつつある。「最終面接なら対面だろう」と思っていた就活生や、従来の最終面接対策をそのまま使おうとしている学生に向けて、Utsuさんは面接官の顔ぶれの変化と、それに伴う新しい注意点を語る。

最終面接の担当者が変わった

従来の対面での最終面接では、常務・専務クラスといった事業責任者自らが面接官として登場し、学生の合否に大きく関与するのが一般的だった。しかしUtsuさんによれば、Web面接ではこうした上位職の人物が姿を見せなくなっているという。大手企業ほど、上位職をわざわざオンライン面接の対応に割り当てにくい事情があり、また上位職の側にとってもログインやセキュリティ対応といった手間のかかるWeb面接は敬遠されやすい。対面時のように取り巻きの社員と学生評価を語り合いながらその場を楽しむ、という側面も失われたことが背景にあると指摘する。

代わりに登場する『バブル世代』という壁

事業責任者が不在になった結果、副部長・副本部長・部長クラスの複数名が最終面接を担当するケースが増えているとUtsuさんは語る。このクラスはおおよそ50〜60歳前後、いわゆるバブル世代にあたる。Utsuさんの説明では、その上の世代の事業責任者は部下の評価をある程度尊重して進める傾向がある一方、バブル世代はやんちゃで、何より「熱意」を重視する特徴があるという。この世代的な傾向を理解しておくことが、Web最終面接を突破するうえで欠かせないとUtsuさんは指摘する。

Web面接は熱意が伝わりにくい

Web面接の大きな弱点として、熱意が画面越しでは伝わりにくいことをUtsuさんは挙げる。手元のパソコンのWebカメラ程度では画質が暗く、表情のディテールが伝わらないため、声の抑揚だけでなく顔の表情も含めたやる気の表現が難しくなるという。その結果、実際にはやる気があっても「ちょっと弱いな」と評価されてしまう落とし穴があると警鐘を鳴らす。だからこそ今の最終面接では、従来にはなかった「熱意の表現」という要素が新たに重要になっているとUtsuさんは語る。

対策は『対面時の3割増し』

具体策としてUtsuさんが勧めるのは、対面時の自分のレスポンスを3割増しにしてWeb面接に臨むことだ。2割増しでは弱く、逆に2倍にすると演じきれなくなる人が多いため、3割増しがちょうど意識してできる範囲だと説明する。「最後に何かありますか」と聞かれた場面では、熱意全開で「絶対に雇ってください」というくらいの表現をしてもいい、一生に一度のことだからだとUtsuさんは語る。社会人として、やるべき場面で気持ちを合わせられることも評価の対象になる、という趣旨を述べ、たった一度の面接で誰も見ていないのだから思い切って前向きさを出すことを勧めている。

要点

  • 最終面接がWeb化したことで、常務・専務クラスの事業責任者が姿を見せなくなり、代わりに部長クラス中心のバブル世代が面接官を担うケースが増えている
  • バブル世代の面接官は「熱意」を重視する傾向があるが、Web面接では画質や画面越しの制約により表情や声の抑揚から熱意が伝わりにくいという弱点がある
  • 対策として、対面時の自分の反応や表現を3割増しにして臨むことが有効で、「絶対に雇ってください」と言い切るくらいの前向きな熱意表現が評価されやすい

Web最終面接という新しい局面では、面接官の顔ぶれの変化を踏まえたうえで、対面時より一段強めの熱意を意識的に表現することが突破口になるとUtsuさんは締めくくる。