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【就活】SIerの見解 〜新卒人気企業ランキング#2〜

SIerへの就職・転職を考えている就活生に向けて、Utsuさんが人気投票をもとにNTTデータ、アクセンチュア、NRI(野村総合研究所)、日本IBMなどの実態を語る内容である。企業名や規模だけで選びがちなSIer業界の構造や、新卒でしか入れない会社を優先すべきという考え方、業界特有の落とし穴について解説している。

各社の特徴と評価

Utsuさんは新卒の判断基準として「新卒でしか入れない会社かどうか」を重視すべきだと語る。アクセンチュアや日本IBMは中途でも入れるため、新卒という前提では優先度が下がるとの見方である。NTTデータについては、公共システムの中核を担う点や基礎研究に投資できる体力を強みとして評価する一方、民間部門は突出しているわけではなく、幻想を抱きすぎないよう指摘する。NRIについては「一業種一社」の方針により顧客企業の戦略に深く入り込み、システムを超えた関わりを長期的に持てる点を高く評価し、人材として圧倒的に成長できる環境だと語る。ただし20代での転職を考えると経験が浅い段階になりやすいことや、採用区分によって扱いが大きく異なる点にも注意を促している。アクセンチュアについては、SAPやSalesforceなどパッケージ導入支援が中心であり、やりたいことが定まらない人にはひとつの選択肢になり得ると述べる。日本IBMについては、かつてはメインフレームを生んだ会社として業界をリードしていたが、既存顧客を守ることが経営の優先事項になりやすい構造上、成長や面白さの面では厳しいとの見解を示している。

SIer業界は今後なくなるのか

Utsuさんは、SIerという業態自体はなくならないと予想する。理由は、顧客企業の情報システム部門がビジネス要求に応える力を持たず、外部に頼らざるを得ない構造が続くためである。富士通・NEC・日立などのレガシープレイヤーについては、通信のオープン化により従来の強みが薄れており、単独での生き残りは厳しく、将来的には統合のような形が自然だとの見方を示す。日立に関しては信頼度の高さを評価しつつ、SI部門よりインフラ系部門を勧めている。

SIer経験のメリットとデメリット、転職の現実

SIerで働く最大のメリットは、事業そのものを持たずに俯瞰的に物事を見る視点が身につくことだとUtsuさんは語る。一方でデメリットとして、ITの現場は仕事の進むスピードが速いため、事業会社に転職すると周囲のスピード感とズレを感じやすく、社内政治や人間関係への適応が難しいことを挙げる。SIer出身者は転職市場で求められやすいものの、事業会社でうまくやれる人材にはなりにくいという見立てである。国内SaaSやITサービス系企業への転職も選択肢ではあるが、世界的なプレイヤーとの競争で国内独自システムは縮小していく可能性が高いと指摘する。やりたいことが定まっていない人には、SIerを滑り止めとして持ちつつ、本命の業界・目標を持って就活することを勧めている。

要点

  • 新卒での就職先選びでは「新卒でしか入れない会社かどうか」を基準にするとよく、中途でも入れる会社は優先度が下がるという考え方が示されている
  • NRIは一業種一社の方針で顧客企業に深く入り込む文化があり人材として大きく成長できる一方、20代での転職には不向きな面もある
  • SIer業界自体はなくならないと見られるが、事業会社への転職ではスピード感覚のズレから苦労しやすく、やりたいことを明確にして就活することが重要である

SIer各社の内情や業界構造を踏まえたうえで、会社名やブランドだけでなく「その場で自分が何をしたいか」を軸に志望先を選ぶことが、後悔のない就職・転職につながるとUtsuさんは語っている。