Video Article
【就活】エントリーシートのチェックポイント
エントリーシートの「型」はもう知っている、でも本当に評価されるレベルには届いていない気がする——そんな就活生に向けて、Utsuさんはありきたりな定説の先にある、実践的なチェックポイントを語る。文章を短く論理的にまとめるという基本を超え、面接官の心に残るエントリーシートに仕上げるための視点を整理する。
エントリーシートは面接の「印象操作」の起点
Utsuさんは、エントリーシートの目的を「通過すること」ではなく、一次・二次面接で相手から見た自分の印象をコントロールすることだと指摘する。自分のあるべき姿や本当の自分を表現できていないと、面接で話が噛み合わず落ちていくという。最終面接では大企業ほどエントリーシート自体は参照されず、それまでの面接官のフィードバックが重視されるが、そのフィードバックの出発点はエントリーシートにあると語る。文章を短く論理的にまとめ、面白いと思わせるという定説はすでに多くの学生が理解しているため、Utsuさんはその先にある差別化ポイントを解説する。
主語の大きさと誇張された数字に要注意
Utsuさんが好まないのが、主語が大きすぎる文章だと語る。国連関係のボランティアに参加しただけで「世界を舞台に」「世界を何とかする」と書くのは、経験と主張がつながっておらず、憧れに過ぎないと指摘する。自分が実行できるレベル、あるいは10年後に実現したいレベルで語るべきであり、主語が大きすぎると面接で本人と会った際のギャップが目立ち評価が下がると述べる。また「前年比170%達成」「何万人来場」といった数字の誇張も、それ単体では何がすごいのか伝わらないと指摘する。ネットの文例をそのまま使うのではなく、エピソードの高さや幅が伝わるように前後関係を添え、40代以上の大人にも理解できる価値観でストーリーとしてプロットする必要があると語る。
人となりが見える文章と汎用語の排除
通過例がネットで手に入る時代だからこそ文章が似通いやすく、自分の性格やこだわりがにじまない文章では「この人は何者か」が伝わらないとUtsuさんは述べる。人となりを表現するには、どちらか一方を選び取り、もう一方を捨てる覚悟が必要であり、「両方できます」という丸い表現では競争率の高い面接を勝ち抜けないと指摘する。また「非常に高い目標を」のような汎用的な言葉を重ねるだけの表現では、何と比べて高いのかが伝わらず読む気を失わせるとも語る。前後関係が明確で自分らしさが伝わる言葉を選ぶことで、文章に立体感が生まれると説明する。
差別化と、あえての「結論ファーストではない」構成
Utsuさんは、就活の本質は差別化であり、企業は光るものを持つユニークな人材を求めていると語る。ただしこれは一定のレベル、いわゆる最低限のスタンダードを超えている前提があってこそ意味を持つとも述べる。ユニークさを立体感ある文章で表現し、面接での人となりがエントリーシートの内容とぴったり一致することが重要だと指摘する。最後に上級者向けの見解として、Utsuさんは結論ファーストの文章を好まないと語る。新聞のコラムのようにストーリーを積み上げてから本題に入る構成の方が読み手を引き込み、驚きを与えられるという趣旨を述べる。ただし、これはあくまで一つの意見であり、ストーリー構成で書ききる実力がある人向けの話であって、誰もが真似するべきものではないと付け加えている。
要点
- エントリーシートは通過そのものが目的ではなく、面接での印象をコントロールするための土台である
- 主語の大きさ、数字の誇張、汎用的な言葉を避け、前後関係のあるストーリーで人となりを立体的に伝えることが差別化につながる
- 結論ファーストが絶対の正解ではなく、一定レベルを超えた上でのユニークさと、ストーリー構成で読み手を引き込む力が評価される
定説をなぞるだけでなく、その先にある「伝わる人となり」を意識して書き直すことが、エントリーシートの本当のチェックポイントだと言える。