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【就活】盲目的な就活生をエサに儲ける者へ
就活サイトや新卒エージェント、就活塾など、就活生の「盲目さ」を利用して成り立つビジネスは少なくない。情報を鵜呑みにして踊らされてしまうことに不安を感じる就活生に向けて、Utsuさんはそうしたビジネスの構造と、自分の身を守るための具体的な方法を語る。
就活生が「盲目」であるほど儲かる構造
Utsuさんは、就活サイトは多くのエントリーを集めた者勝ちの仕組みであり、企業に対して「エントリー数が増えるオプション」を売り込むビジネスだと指摘する。また新卒エージェントについても、学生が入りたくもない企業を「いい会社だ」と案内し、その企業からフィーを得ることで成立するビジネスだと説明する。就活塾についても、30年前から手法が変わらない「内定ゴール」型のワークブックが使い回されているだけで、ドロップアウトした社会人でも教えられるほどパターン化されていると厳しく指摘する。これらはいずれも、就活生が情報を疑わずに受け入れることで成立する仕組みだとUtsuさんは語る。
パクリコンテンツ問題への怒り
Utsuさん自身が公開し50万回ほど再生されている最終面接の動画コンテンツを、大人数を抱える新卒エージェント企業がまるごとコピーし、自社のYouTubeチャンネルで公開していた出来事が紹介される。Utsuさんは、こうした行為をする従業員に対し「人のコンテンツをパクって就活生のプロファイルを集めようとしている自覚があるのか」「そんな人格で若者のキャリアを語れるのか」と強く問いかける。人材会社であるなら自分たちで人材に関するコンテンツを考えるべきであり、再生数という算盤勘定に溺れるべきではないと断じる。
就活生ができる自己防衛策
こうした構造に対して就活生自身がどう身を守るかについて、Utsuさんはまず新聞を読むことを勧める。世の中を知らずに「やりたいこと」がわかるはずがなく、言葉や単語を知らなければ物事の理解も進まない。1ヶ月ほど読み続ければわからない単語が減り、自分で調べたいという意欲も出てくると語る。もう一つの対策は友達と話すことだという。一人で情報に向き合っていると、身なりの整ったエージェント担当者に丸め込まれてしまう学生が多いため、横のつながりで「それ怪しくないか」と気づき合える関係が重要だと説明する。
企業としてのあり方への問いかけ
Utsuさんは自身の経験として、以前海外のCEOに招かれた研修で『トゥルーノース』という、企業のビジョン・ミッションのあり方を説く本の考え方に感銘を受けたことを紹介する。その学びと自身の生き方を掛け合わせる形で「人生の目的」という考え方を提唱してきたと語る。そのうえで、パクリコンテンツを作った人材会社に対し、自社が何のために存在し、従業員は何を目指して働いているのかを今一度考えるべきだと投げかけ、このままでは従業員自身が「パクリの会社」と見られてしまうと警鐘を鳴らす。
要点
- 就活サイト・新卒エージェント・就活塾の一部は、就活生が情報を疑わないことで利益を得る構造になっている
- 対策として、新聞を読んで世の中の言葉や情勢を理解すること、友達と情報を共有し合い「怪しさ」に気づける関係を持つことが有効
- 企業のパクリ行為に象徴されるように、何のために働くのかという軸を持たない組織や個人は、若者のキャリアを語る資格を問われる
盲目的な情報の受け取り方を脱し、自分の頭で考え抜く姿勢こそが、就活生自身を守る最大の武器だと言えるだろう。