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「就活メンタル」それは自分が作り出す虚像との消耗戦
内定の数が少なくて焦っている就活生、他人のエントリーシートや就活体験談をスマホで延々と見てしまう就活生に向けた内容。就活メンタルの落ち込みは、他人の情報を見すぎることで自分が勝手に作り上げた「虚像」との戦いに過ぎないと、Utsuさんは指摘する。
内定の数を追う意味はない
Utsuさんは、内定を何社取ったかを自慢するような就活生ははっきり言って愚かだと語る。社会で活躍できるのは内定をたくさん取った人ではなく、やりたいことを仕事にできた人だからだ。就活はせいぜい1年のレースだが、会社に入れば40年近く働き続けることになる。その長い戦いの中で内定数を誇っていたような振る舞いは、上から引き上げてもらえず、昇進やいい仕事にもつながらないとUtsuさんは断じる。企業規模の大小も本質的な問題ではなく、むしろ規模が小さい会社の方がやりたいことをすぐにやらせてもらえ、成長スピードも速いとUtsuさんは述べる。苦手なことをベースに考えるのではなく、やりたいことを軸に据えるべきだという主張である。
他人の合格体験は数千分の1のサンプルに過ぎない
就活生を悩ませるものの一つに、他人の合格エントリーシートや就活体験談を見すぎるという問題があるとUtsuさんは指摘する。そうした情報は100分の1、300分の1、数年分を合わせれば数千分の1程度のサンプルにすぎない。企業が求めているのは華々しい経歴の持ち主ではなく、東大生ばかり集めたりMBAホルダーに経営させたりしてもうまくいかない例は山ほどあるとUtsuさんは語る。企業が本当に見ているのはやる気・能力・将来性の三つであり、型にはめてきちんとやるべきなのはSPI・TOEIC・マナー程度で、それ以外は自分らしさで勝負していいというのがUtsuさんの考えだ。にもかかわらず、就活生は偏差値のように「受かる人物像」を自分で勝手に作り上げ、自分で自分を追い込んでしまっているとUtsuさんは分析する。
95%の時間を自分のために使う
他人のエントリーシートや「大手に行くとこうなる」といった情報の閲覧に時間の7割、8割を使っているとしたら、それはゴミ溜めの中を歩いているようなものだとUtsuさんは表現する。確固たる価値観がなければ情報の波に飲み込まれるだけであり、その価値観を見つける方法は、95%の時間を自分のことを考えるために使うことだとUtsuさんは説く。「自分は何をやりたいのか」「なぜサラリーマンとして就職するのか」、この答えを持てているかが重要であり、これがあればどこにでも受かる、強さや弱さは関係ないと語る。やる気は外から与えてもらうものではなく、本物の熱意を持つ人にこそチャンスが与えられる時代になっているというのがUtsuさんの見立てである。
要点
- 内定の数を追うことに意味はなく、やりたいことを仕事にできるかどうかが重要である
- 他人の合格体験談は数千分の1のサンプルに過ぎず、それを基準に自分を追い込む必要はない
- 時間の95%を自分のことを考えるために使い、何をやりたいのか・なぜ就職するのかの答えを持つべきである
今抱えている就活の不安の多くは他人の情報が作り出した虚像に過ぎず、時間の使い方を自分自身に向け直すことが、就活メンタルを立て直す近道だとUtsuさんは呼びかけている。