経団連の就活ルール廃止 就活生への影響 / 企業の皆様へのオススメ新卒採用活動 〜新卒月収50万円時代へ〜
政府のガイドラインとして2022年卒まで、現行のガイドラインを堅持するよう、企業にお願いをする事が決まりました。しかしこれはお願いであって、ペナルティがあるものではありません。大きく就活そのものが変わるでしょう。
3つの地獄が待っていると思います
- 1つは早期化です。大学3年生の1月くらいに内定を出されると、研修と称してその学生を引き留めるアプローチが増えると思います。
- 2つ目は長期化です。おそらく人気企業は現行の6月1日面接開始よりも、後ろに倒してくると思います。現状人気企業なので、最後の選択肢という事でも良いわけです。
- 3つ目は小口化です。採用人数を細分化し、早い段階から遅い段階に幅広に採用活動をするのではないでしょうか。どっちつかずで決められない企業はそうなると思います。
企業向けにオススメのアプローチ3つです
- 本当の幹部候補採用で、優秀な学生を確保。入社前から海外へのインターンや入社後も別のキャリアが約束されていたら、優秀な学生は1段下の企業であっても魅力的に感じるはずです。
- 高卒者のキャリア採用をはじめましょう。特に営業/販売の仕事は大卒である必要は無いでしょう。高卒でとても優秀なキャリアの人を22歳の段階で新卒と同じく採用する。これにより大卒の新卒入社の社員にも緊張感が生まれると共に、活躍する人材を広く求めるようにしましょう。
- 外国人留学生の積極採用をしましょう。1点目の幹部候補に似たアプローチで、外国人留学生に新入生の頃からアプローチをしましょう。ときには学費の援助も良いでしょう。日本で真剣に学んで、日本で働きたいという思いのある外国人留学生は、必ず力になるはずです。
- 新卒40〜50万から採用する、濃淡をつけて採用をする。これにより中堅企業でも優秀な人材を確保できるようになるでしょう。
いずれにしても大きく変わる就活。就活生はより人物採用になるのは確実ですから、社会人慣れができるような経験を。自分の人生の目的が見つかるような大学生活を送ったほうが良いと思います。
投稿者プロフィール
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1976年1月愛媛県愛南町生まれ (自称)日系大手企業の内情に世界一詳しい男
1998年 宮崎国際大学卒業後、ネクストコム株式会社入社し、IT通信機器の営業マンとなる。
2000年 外資系IT企業(i2 Technologies)にてSCMパッケージソフトの営業マンとして売上世界No.1を2年連続で達成
2002年 26歳で執行役員 東日本営業統括本部長に就任し、数々の巨大サプライチェーンプロジェクトを通じて日本の巨大製造業の改革に従事する。
2005年 30歳までの18ヶ月間、海外を放浪しながらWeb Programming技術を習得しサービス運営を行う。
2006年 30歳で日本に帰国。Symantec日本法人でセキュリティ製品部門責任者、SAP日本法人で中堅規模市場とパートナー部門の責任者を勤めた後、独立。
2017年7月より 外資系企業の日本進出支援のコンサルティング業を行う傍ら、YouTubeにて若者の地力を上げるコンテンツを配信している。
〜スコティッシュフォールド(茶々丸)とマンチカン(チビ)とノルウェージャンフォレストキャット(あねさん)の猫3匹と一緒に港区六本木在住〜
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